売れるスタッフを育てたいなら、まずやるべきことは

こんにちは。

接客販売トレーニング&コンサルティングkocoriの坂本りゅういちです。

今回から、いよいよ、スタッフが辞めない店が持つ成長の仕組みについて、お話ししていきたいと思います。

これからどうぞよろしくお願いいたしますね。

『売れるスタッフを育てたい』だけだと

いきなりですが、あなたがもし店長だったとして、売れるスタッフを育てたいと思うでしょうか?

普通の店長やマネージャーであれば、当たり前のように、売れるスタッフ=数字を作れるスタッフを育てたいと思うのは人情でしょう。

どれだけスタッフが辞めずにいてくれたとしても、数字にまったく貢献してくれないスタッフばかりでは、お店や会社の存続はできません。

やっぱり、マネジメントをする側の人間としては、しっかり売れるスタッフが増えてもらいたいわけです。

その気持ちは、私も良くわかります。

特に、私の場合は、ベンチャー企業でお店を任されていたこともありました。その頃は、正直、売り上げを作れなければ、会社の存続が危うくなるというリアルな現実もあったため、数字に関しては本当にシビアになっていたこともあります。ですから、スタッフを、いかに数字が作れる人材にするかで、日々闘っていたわけです。

ただ、、

このやり方を続けていると、売り上げが作れるスタッフは育つかもしれませんが、それだけです。残念ながら、必ず、そのスタッフたちは辞めていきます。ようやく売れるスタッフになったと思っても、お店や会社に残ってくれないのです。

こうなると、たとえどれだけの時間と労力をかけてスタッフを育てたところで、常に人が入れ替わり、新しいスタッフを育てることにまた時間と労力をかけて、また辞めての繰り返しになります。

売れるスタッフを育てるつもりが、結局スタッフは入れ替わってしまうので、いつまで経っても売り上げは上がっていかないんですね。

その前にやるべきことは

ですから、実は、本当に売れるスタッフを育て上げたいと思うのであれば、まずやるべきことがあります。

それは、1)スタッフの意思を知ることと、2)スタッフとの信頼関係を築くことです。

これを先にある程度やってから、売るための教育をしていかないと、どこかでスタッフが辞めてしまうことになります。

1)スタッフの意思を知ること

スタッフの意思を知るとはどういうことか。

これは、そのスタッフ自身が、どうなりたいか、どんなスタッフでありたいと思っているかという意思を確認することを指しています。

なぜなら、この部分のすり合わせができていないと、必ず後で意思の齟齬が生まれてくるからです。

マネジメント側(店長など)が、いくら売れるスタッフになって欲しいと思っていても、スタッフが全然そんなことを思ってもいなかったら、会話にも感覚的にも、食い違いが生まれます。

その食い違いが徐々にスタッフにとっては、ストレスやプレッシャーになってしまい、ほんのちょっとしたことでも、『この店で働きたくない』『店長と話したくもない』といった状況に陥らせてしまいます。

まずは、スタッフ自身がどうしたいかを確認すること。

そして、その意思を尊重しつつ、店長側=店側としては、どうなって欲しいか、どうあって欲しいかという、意見のすり合わせをする作業が必要なんですね。

2)スタッフとの信頼関係を築くこと

そして、当然のことなのですが、スタッフとの信頼関係を築くことが求められます。

「さぁ、これから教育していくぞ」と、いくら意気込んでも、そのスタッフが、まだあなたのことを信用していなければ、話を聞いてはくれません。

ですから、最初のうちは特にじっくり、スタッフと、コミュニケーションをとって、信頼関係を築くことを考えましょう。

その信頼関係の度合いによって、教育の仕方も変化していきます。

特に注意したいのは、信頼関係がまだ出来上がってもいない状態で、どんどんダメ出しをして、教育をしようとすることです。

「ここはそのやり方じゃダメだから」

「いやいや、うちの店ではこのやり方でやってくれないと困るよ」

といった言葉や表現でダメ出しをしながら教育をしようとすると、確実に信頼を失います。(というか、嫌われます苦笑)

一度失った信頼を取り戻すのには、相当な時間と労力がかかりますから、最初のうちは、すぐにダメ出しをするのではなく、きちんとコミュニケーションをとって理解してもらうような伝え方をしていくことも大切です。

 

売れるスタッフを育てていきたいという気持ちは、本当によくわかります。

でも、それなら焦って、いきなり売れるようにしようとしてはいけません。『急がば回れ』の感覚で、少しずつ売れるようにしていく気持ちを持ちましょう。

一見遠回りをしているように見えても、必ず結果がついてきます。

細かい教育の仕方や関わり方については、これからまたお伝えしていきますね。

どうぞお楽しみに!