掌(てのひら)を観れば、その人の特性が見えてくる

こんにちは、特性心理学の笹田です。

特性心理学は、掌(てのひら)からのメッセージ(手相)という、これまでとは違ったまったく新しいアプローチから、

「自身が気づけなかった自分の特性を知る」=自己理解

「相手も気づいていない、相手の隠された特性を知る」=他者理解

「お互いを理解し、良好な関係を築き、チームに貢献する」=相互理解

ことを目的に、自己と他者の特性を活かしながら、良好な人間関係を育てていく学びです。

同じ出来事が起こっても、その捉え方は人それぞれ。

ポジティブに捉える人もいれば、どんどん悲観的になってしまう人もいます。

つまり、「もうこの仕事をやめたい」「このチームでは続けられないな」と感じてしまうきっかけも人それぞれです。

そこには、本人も気づかない『特性』=思考のクセがあり、逆に、それを知っておくことができれば、

「辞めたい!と思ったけど…ひょっとしたら、自分の思い込みだったかもしれないな」

「こんな風に捉えれば、もう少し頑張れるかもしれないな」

と、「思考の方向性」を変えることができます。

もし、皆さんのお店のスタッフが、やめたい気持ちに陥ってしまった時、そのスタッフの『特性』がわかっていれば、思考の方向性を変えるサポートができるかもしれません。

ぜひ、あなた自身や、あなたの周りのチームの皆さんのことを思い浮かべながら、彼ら・彼女らはどんな『特性』を持っていて、

  • どんな時に、仕事の遣り甲斐を感じるのか?
  • どんなことがきっかけで、「やめたい」気持ちが生じてしまうのか?

などを知るきっかけにして頂ければ幸いです。

ということで、今回のコラムでは、まず、自ら(=自分自身)の特性を知って、その特性を否定するのではなく、活かすことをテーマに書いてみたいと思います。

【特性を知るために掌(てのひら)を観る】

前回のコラムで、自らの特性を知るために「手相を使う」とお伝えしました。

前記事:特性を知ることで、コミュニケーションが円滑になる


>頑張る人は、頑張ってきたことを示すような手の使い方をする特徴がシワとして現れ、また身体を使うことが好きな人はその特徴が掌に現れています。


とざっくりと書いたのですが、もう少し詳しく説明するなら、手指の使い方に、人それぞれの特徴が現れるということです。

例えば、『スポーツをするのが好きな人』『文字を書くことが好きな人』では、手指の使い方や頻度に、明らかな違いがあります。

テニスをする人であれば、ラケットを握ります。ですから、ラケットが接触する掌(てのひら)の部位にはタコやマメができますよね。

そして、文字を書くことが好きな人は、ペンや筆を持つ頻度が高いために、指にタコができる人もいます。このように、見た目にも違いを感じることができますね。

人それぞれの思考や行動特性によって、手や指の使い方は異なります。

そこから、特性心理学では、掌にシワとして現れる、思考特性や行動特性の特徴を読み取るのです。

 

最もポピュラーな線である、『生命線』で喩えて、お伝えしましょう。

『生命線』とは、親指下の肉付きの良いところをグルっと囲むようにして出ている線のことです。

この生命線は、昔から「行動力や生命力・自己主張・生き方を表す線」と言われています。

【生命力】とは、生きるための根源の力であり、常に何かを生み出し、変容していく力。そして、病を癒し、健康を維持し、記憶や思考を支えてくれる力です。すなわち、【生命線】とは、その人の行動特性と積極性を表す線。「生きるための積極性」を可視化できるようにしたものとなります。

このような考えに基づき、多くの人の手相を見て来た結果、手の使い方や親指の筋肉への刺激が、線の形状や張り出し等に影響を与えて、生命線の状態として多く表れている傾向にありました。

そのため特性心理学では、手相は脳の特性と行動の心理が、密接に繋がっていると考えています。

【掌(てのひら)を観て自分を知る】

では、実際に、あなた自身の生命線を参考にして、ご自身のことを振り返っていただきたいと思います。

生命線を判断する基準を、三つお伝えします。

まずは、生命線の張り出し具合を確認します。基準となる基準線の取り方をご説明しますね。

①四指(親指以外の指)を閉じて、腕と共に腕と指が一直線になるように真っ直ぐに伸ばします。

②次に、中指の幅の1/2を、手首に向けて真っ直ぐに降ろした線が基準線となります。この時の注意点は、基準線の終端(終わり)を、手首の幅の1/2に合わせるのではなく、あくまで中指の幅の1/2を真っ直ぐに伸ばすことがポイントになります。(下図参照)

(生命線の見方)

 

生命線がこの基準線を超えて、小指側に出る場合は、張出しが強いと表現します。

そして、この基準線の手前、人差し指側で収まる場合は、張り出しが弱いと表現します。

生命線が基準線上にある場合は、標準的な張出しと表現します。

 

特性心理学では手相を扱いますが、その手相の読み解きは、占いのような吉凶では解釈しません。

しかし、性格に関しては、表裏一体の関係であるために、プラスとマイナスの両方の要素を持ち合わせます。(心穏やかで安定している時はプラスの要素が現れ、不安やストレスなどを感じ、安心できていない、心のバランスを欠いた状態である時は、マイナスの要素が現れると考えています)

これを特性心理学では、プラスの要素を「表」、マイナスの要素を「裏」と表現していますので、ぜひご自身の手相をチェックしてもらって、「表」と「裏」の要素、どちらに当てはまるかを確認していただき、現在の心の状態を自己診断する、一つのバロメータにして欲しいと思います。

では、前置きが長くなりましたが、いよいよ、生命線の判断基準の一つである『張り出し具合』の解説を行っていきます。

右手をご覧ください。

【生命線の張り出しに見る特性】

■張り出しの強い生命線■

行動優位でアウトドアやスポーツなどの運動を好む傾向を持つと考えています。

表の要素のキーワードは、元気、リーダーシップ、パワフル、精力的、積極的

裏の要素のキーワードは、頑固、融通が利かない、ワンマンな一面、強制的、攻撃的

■張り出しの弱い生命線■

思考優位でインドアを好み、感性や創作意識が高い傾向を持つと考えています。

表の要素のキーワードは、思慮深い、優しい、おとなしい、温和、寡黙、孤高

裏の要素のキーワードは、考え過ぎ、遠慮がち、気疲れする、口下手、寂しい

■標準的な張り出しの生命線■

思考と行動のバランスに長けた、オールラウンドな傾向を持つと考えています。

表の要素のキーワードは、思いやり、好奇心旺盛、情報通、陽気、外交的

裏の要素のキーワードは、優柔不断、おせっかい、おしゃべり、八方美人

右手と左手では、異なる様子が出ているかもしれません。

ですが今回は、右手を見ていただければと思います。

右手は左脳傾向を表す部位であるため、社会的な生活を送る際や、職場などで強く表れる一面を示す部位でもあります。

ご自身で当てはまると感じるところはありましたか?

ひょっとすると「そんな部分はない」という未知なる私がそこに現れていたかもしれません。また、無意識に出ている自分が、他者と関わっている可能性もあります。

掌を見つめて、自らの理解を深め、「自らの可能性」や「未知なる自分」との出会いを、ぜひ楽しんでいただければ、嬉しく思います。

今週もお読みいただきまして、ありがとうございました。また来週もよろしくお願いいたします。