特性を活かしてもらうための、『4つ分類』を知ろう

こんにちは、特性心理学の笹田修司です。

いつもご覧いただきまして、誠にありがとうございます。


前回のコラムでは、生命線の状態を見て「問いかける」ことをテーマにお伝えしました。

前記事:特性を活かしたマネジメントをするための『問いかけコミュニケーション』

特性心理学では、その人の持つ”特性”を観ながらも、

自己理解、他者理解、相互理解のために、その人の持つ特性をヒントに、より正確なコミュニケーションを図ることを目的としています。

そうすることで、ただ問いかけるだけよりも、表面上からは見えない部分の会話のやり取りをすることができ、その人への理解が深まって、お互いの関係性が強まるメリットがあります。

スタッフと店長の関係性が強まれば、相互理解が生まれ、様々な意見交換が始まるので、

「この職場で私は理解されていない」

とか、

「居場所がない」

といった不満も減ってくるはずです。

そしてさらに、スタッフの特性に基づいて行う会話において、店長がスタッフの可能性を信じ、自信を引き出す言葉を使うことが出来たら、更に関係性が深まっていくのではないでしょうか。

ということで、四回目のコラムでは、

掌に現れている特性を伝えた時に、起こる可能性のある『4つのタイプ』の扱い方

について、書いてみたいと思います。

【掌から観た特性を分類する】

今回お伝えするのは、掌に現れている特性そのものの話ではありません。

前回お伝えした方法で、手相をキッカケにして、スタッフと会話をしようとすると、手相に現れている様子と、スタッフ自身の自覚や認識が一致してる場合・ずれている場合があります。

ここでの話し方・伝え方によっては、せっかくの特性をうまく活かすことができなくなりかねません。

「そんなこと決めつけられても…」

「いや私はそうじゃないんですけど…」

と思われては、せっかくのコミュニケーションがうまく進まなくなってしまいますよね。

そうならないために、それぞれのタイプ別の扱い方を知っておくことも大事なのです。

 

「あなたにはこんな特性があるみたいだよ」と伝えた時。

そこでの反応のタイプは、4つのパターンに分類されます。特性心理学では、これを4つ分類と呼んでいます。

この4つ分類について、特性心理学の視点で、個々の特性について語っていきたいと思います。

【4つ分類を知ろう】

まずこの4つ分類、以下のタイプに分類できます。

4つ分類

手相に現れている特性を概ね理解し、自覚と行動が一致している「一致型」

手相に現れている特性を概ね理解してはいるが、行動が一致しない「鷹爪型」

手相に現れている特性を理解しているとは言えないが、行動が先に立つ「挑戦者型」

手相に現れている特性を信じられない、自信がない、何したらいいか分からない「大器晩成型」

こちらの4つのタイプです。

では、この4つのタイプの方の、特徴と対応の方法について解説します。


【一致型】

まず一つ目は、掌に現れている特性を概ね理解し、知識と行動が伴う(知識を実践できる)タイプ。

一致型(言動自覚タイプ)です。

この一致型のタイプの方は、掌に現れている様子から分かる、思考や行動の傾向が、合致していると認められ、自らに自信があり、自覚していることとほぼ一致している人のことを指します。

一致型の人は、自分が理解していることと、行動が伴っているタイプの人なので、

ポジティブな面では、リーダー気質を持ち、責任感があり、周囲に配慮ができる店長タイプといえると思います。

ただ、それがネガティブな方向へ向いてしまうと、持ち前の気質が周りを巻き込んで、事を荒立ててしまう傾向を持ちます。

しかし、しっかりと納得できる説明があれば、ネガティブさは表面化しないので、この一致型のタイプの人と上手くやるには「避けない」で向き合うことがポイントになります。


【鷹爪型】

次に、手相に現れている特性を概ね理解してはいるが、行動が伴っていない(自分をある程度受け入れ、知識もあるが、自信がなく行動が伴わない)タイプ。

鷹爪型(能ある鷹は爪を隠すタイプ)です。

鷹爪型の方は、掌に現れている様子で、性格や思考傾向においては納得できるのですが、自らの可能性や行動面においては、合致していない、失敗したくないと感じている人のことを指します。

鷹爪型の人は、多くの知識や理解力を持ち、一般的に言う『頭が良い人』です。

ただ、商品知識や相手が言わんとすることなどに対しての理解力はあるのですが、行動や実践が遅れるので、周囲からは、「理屈が多い」とか、「口ばっかり」と言われてしまうことがあります。

しかし、理解力と覚える力はあるので、行動の不安を取り除き、実践して結果を出すことの楽しみを伝えることができれば、未知なる可能性が開花し、強力なスタッフの一員となることは間違いありません。


【挑戦者型】

まだ知識に自信はないが、既に行動している、行動が伴っている(知識を実践で補う)タイプ。

挑戦者型(ヤル気満々タイプ)です。

この挑戦者型の方は、掌に現れている様子で、自らの性格や思考傾向は、合致していると思えなかったり、自らに自信はないものの、行動面においては積極的に行う人のことを指します。

挑戦者型の人は、まじめで、言われたことはすぐにやり、知らないことほど貪欲に吸収したいと行動します

しかし、思い込みが強かったり、先走ったり、知らない・分からないと素直に言えないところもあるので、やる気と行動面を認めて指導し、知識に自信がつくように導けば、将来の店長候補になることは間違いありません。


【大器晩成型】

最後に、本来、ヤル気はあるけど、自信がない、怖くて一歩が踏み出せないタイプ。

大器晩成型(腑に落ちたら一気に行動するタイプ)です。

この大器晩成型の方は、掌に現れている様子で、自らの性格や思考傾向、また未来の可能性や行動面においても自信がなく、懐疑的な様子を持つ人のことを指します。

大器晩成型の方は、行動は素早くないですが、慎重で失敗が少なく、周りの様子を窺って、配慮できる能力を持ちます

しかし、臆病な一面があり、失敗したくない、叱られたくない、新しいことを積極的に行わないなどの保守的なところが強いので、失敗が少ないことや仕事の丁寧さを認めてあげて、根気よく長い目で接することができれば、一気に飛躍する可能性を持ちます。


 

このように、大きく分けてこの4つのタイプが存在しますが、現在いらっしゃるスタッフの中でも、このようなタイプに当てはまる方がいらっしゃるのではないでしょうか?

当てはまると感じるタイプのスタッフがいらっしゃいましたら、意識して、上記の対応を心掛けてみてください。

きっと、スタッフの意識とあなたとの関係性が変わると思いますよ。

それでは、また来週もよろしくお願いいたします。