”仲間がいる”と実感できることで、店長もスタッフも楽になる

こんにちは。長部愛です。

 レディスアパレル会社での10年以上のマネージャー経験をもとに、女性スタッフとの関わり方についてのコラムを書いています。


 

先日、こちらのコラムを書きました。

【それでも、わたしが会社をやめなかった3つの理由】

今日は、こちらの理由の2つ目についてお話しします。 

 

 支えてくれる仲間の存在

わたしが会社をやめたいと何度も思いながらも、実行しなかったのは【仲間の存在】がとても大きかったのです。

 

入社して1、2年は愚痴を言う相手は同期ばかり。

 

ムカつくよね。

めんどくさいよね。

なんであんなことしなきゃいけないの!

もうやめたい。

 

と、ただ同じ愚痴を繰り返すばかりでした。

この頃は、実際にやめていく同期も多かったです。

 

その後は、後輩ができて、自分のちからだけではどうにもできない悩みができると、先輩が話を聴いてくれるようになりました。

仕事終わりに飲みに連れて行ってくれて、仕事以外の話もたくさんしてくれました。

同期の目線ではないアドバイスや、愚痴や悩みから「じゃあもっとこうしたら?」と解決策を示してくれることも多くなったんです。

 

店長やそれ以上の役職がついてくると、いよいよ中間管理職のストレスに悩まされることになりました。 

そのときも、同僚や先輩方にいつも話を聴いてもらってました。

仕事あとに飲みに行って、さんざん愚痴ったり議論して朝帰りになることはしょっちゅう。

そのころになると、部下にもたくさんささえてもらってましたね。

 

悩んでいるときには

「ちょっと時間つくってもらえませんか?」とすぐに連絡をとれる相手がいた。

 

わたしの様子をキャッチして

「ちょっと飲みに行く?」と気軽に声をかけてくれる上司がいた。

 

頼りになる同僚、尊敬する上司、可愛がっている部下。

 

彼らがいたから

「この人たちとずっと仕事できたらいいな」と思っていたんです。

 

嫌なことがあっても、トラブルがあっても、

「この人たちがいるからもう少し頑張ろう」と思えました。

 

いろんな角度から支えてくださる方がいたから、続けられたんだと思います。

本当に恵まれてたんですよね。

 

 ”気づけない”とならないように

一方で、ブランドマネージャー時代、ある地方の店長にこんなことを言われました。

 

「最近、話す相手がいないんですよね。

本社はみんな忙しそうだから、相談したくても電話もあまりできないんです。

たまに連絡きても売り上げが悪いことを指摘されるだけだし。

うちの店の状況なんてよくわかってないくせに。

ま、小さな店だし、仕方ないですよね」

 

そんな風にあきらめた口ぶりでした。

そんな思いをしていたなんて気づかずにいました。

 

わたしは

「ごめんね。寂しい思いをさせて。」と謝罪しました。

 

近くにいれば当たり前に気づけることも、距離が遠いと相手からのアクションがない限りはなかなか気づけません。

よく話しを聞いてみると、その店長は自分の婚活にも悩んでいました。

そのうえ、仕事の悩みも誰にも言えずにいて、そろそろもうやめたいと思っていたそうです。

 

それからは、彼女に「見てるよ!」というメッセージが伝わるように雑談のための電話をするようにしました。

 

売り上げの良し悪しだけでなく、用事があるときにだけではなく、

店長がたわいもない話から本音を話せる環境を作るようにしたんです。 

時には「あの彼とどうだった?」という話を持ちかけたり。

 

すると、少しずつですが、心を開いてもらうことができました。

店長からもマメに連絡が来るようになり、「もうちょっとわたしにもできることがありそうなので頑張ります」と言ってくれました。

 

東京や大阪など大きな都市、大きな店舗だと目に留まりやすいですよね。

でも地方や小さな店舗に所属していると、どうしても会社との距離を感じてしまいます。

 

もともとお店のスタッフ数も少ないとなると、余計に交流できる人数が限られてしまう。 

そうすると店長やスタッフは、

「ほったらかしにされている」

「居てもいなくても同じなんじゃないか」

と心細くなってしまいます。

口には出さなくても、そう感じているスタッフは多くいます。

 

全国展開されているようなお店の経営者様、マネージャーの皆様。 

ぜひ、小さなお店から連絡をしてあげてください。

 

そして、

「がんばってるね。これからもよろしくね」

の一言をかけてあげてほしいです。

 

それだけで

「うちのお店も気にしてもらえているんだ!」

「うちも会社にとって大切なお店なんだ!」

と感じられて、きっとモチベーションは上がります。

 

なるべく孤独にさせない! 

あなたは大切な仲間である!

 

そのことをきちんと伝えましょう。

 

今はSNSも発達しているので、うまく使えばいくらでも距離は乗り越えられます。

 

今日も全国のスタッフが笑顔でお客様を迎えられますように。